2022年3月31日木曜日

皆様こんにちは。

国際メディカル研究所の公式LINEで全4回にわたって配信しました「マイクロバイオーム」についてのお話の全文をこちらに投稿します。

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「マイクロバイオーム」という言葉を聞いたことはありますか?

ヒトの体に共生する細菌・真菌・ウイルスなどの総体を「マイクロバイオーム」といい、そのマイクロバイオームの遺伝子や代謝経路を解析するプロジェクトを「ヒトマイクロバイオームプロジェクト」といいます。ヒトマイクロバイオームプロジェクトはヒトゲノム計画が終了した2000年代から始まり、現在では様々な疾病と関連があることが次々に明らかになってきています。

通常、微生物集団を解析する際には一種類ずつ培養して遺伝子解析するのですが、この手法だと培養が難しい種類は解析が非常に困難でした。しかしマイクロバイオームの研究では微生物集団のまま遺伝子解析を行うため、培養困難な微生物も含めた集団として所持している遺伝子情報や代謝経路が明らかにできます。2010年には、ヒトの消化器に1,000種類以上、330万個の微生物の遺伝子があることが判明し、これはヒトゲノムの遺伝子25千の約150倍として注目を浴びました。集団としてこれほど多くの遺伝子を持っているということは様々な代謝経路や生産物が複雑に相互作用しているということです。

この腸内細菌は食文化や居住地域などの影響で、人種によってもかなり違っているということも明らかになりました。特に、日本人の腸内細菌は独特で、生理状態に有利に働くものであり、この特徴が日本人の健康や寿命にプラスに働いているのではないかと考えられています。

近年、腸の健康状態には着目が集まっているので、「腸内フローラ」「プロバイオティクス」「菌活」などといった言葉を聞いたことがあるかもしれません。これらもマイクロバイオームと非常に関わりの深い言葉です。

腸内には良い働きをする善玉菌、悪い働きをする悪玉菌、体調などにより悪い働きをすることもある日和見菌の3種類が約2:1:7で存在しています。これらは菌種ごとに腸にびっしりと張り付いており、まるでお花畑(フローラ)のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれています。腸内フローラのバランスを整えることが健康のために重要であり、そのためには食事や運動はもちろん、プロバイオティクス(善玉菌そのもの)、プレバイオティクス(善玉菌の餌)を積極的に摂取することが重要です。長寿挑戦ファイバーにはプレバイオティクス(善玉菌の餌)である難消化性デキストリン、キチンオリゴ糖、キトサンオリゴ糖、環状オリゴ糖が含まれています。近年ブームになっている、発酵食品をたくさん食べましょうという「菌活」と合わせて長寿挑戦ファイバーを摂取することで、腸内フローラを整えることができます。

ヒトマイクロバイオームプロジェクトの発展により、医療や創薬分野だけではなく環境問題や食品開発などにも大きな影響を与えるのは間違いありません。現在でもマイクロバイオームの解析結果から個別の治療法の提案や疾病の発症予測などに関連するような特許が次々と出願・取得されています。ですが、なによりまずは自身と共生している微生物状態を整えることが重要です。

国際メディカル研究所は、長寿挑戦ファイバーで腸内環境を改善することから皆様の健康維持のお役に立ちたいと考えております。ご自身と共生しているマイクロバイオームのことも少し考えながら、飲用をしていただけたら嬉しいです。

ゲノム編集食品について

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