2022年6月27日月曜日

もうすぐ土用の丑の日です!

 

みなさま、こんにちは。

夏がだんだんと近づいてきましたが、体調はどうですか?暑くなると食欲がなくなるという方もいらっしゃると思います。

今回は、土用の丑の日のうなぎについてのお話です。

 

土用の丑の日にはうなぎを食べて夏バテ対策をしましょうと、多くのお店がうなぎを出しますね。有名な話なのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、これは江戸時代の平賀源内のうなぎ屋へのアドバイスによる看板「土用の丑の日うなぎの日 食すれば夏負けすることなし」から広まったものです。夏にはうなぎの売り上げが落ちると江戸時代のうなぎ屋が悩んでいたことからも分かるように、天然のうなぎの旬は夏ではなく初冬です。そんなこと常識だよ~ということで、敢えて土用の丑の日にはうなぎを食べないという方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、そんなに夏のうなぎは美味しくないのか、栄養がないのか考えてみたことはありますか?旬って言われるけど、そんなに旬のうなぎは美味しいのでしょうか。うなぎは冬に産卵するので、初冬に脂が乗ります。それが「うなぎの旬は冬」である理由です。ですが、脂がちょっと苦手であっさりとした味が好みの方は夏のうなぎの方が美味しく食べられると思います。

 

そして、平賀源内以前にも夏にうなぎを食べたほうがいいと言っていた人がいました。奈良時代に大伴家持が万葉集に「夏痩せにはうなぎが良く効くから食べると良い」という歌を残しています。売上を伸ばすために広告として世間にアピールした平賀源内とは違い、こちらは純粋にうなぎの良さを知っていたような歌ですね。実際に、うなぎ1本の蒲焼には3日分のビタミンAが含まれており、その他にもビタミンB群やビタミンEも豊富に含まれ、さらにはそのタンパク質量は肉類に匹敵します。確かに栄養満点で、奈良時代の大伴家持が知っていたとは驚きです。

 

今年、2022年の土用の丑の日は723()84()です。夏と冬で食べ比べをしてみると、味の違いに気づけるかもしれませんね!うなぎを食べても食べなくても、夏バテしないように体調管理をがんばりましょう。

ゲノム編集食品について

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