2022年11月30日水曜日

隠れ脱水について

みなさん こんにちは。

早いもので、今年も残すところあと僅かとなりました。

本年中は大変お世話になりましたこと、心より感謝申し上げます。


季節は冬を迎え、空気の乾燥が気になり始めました。

この時期、お肌の乾燥や口の中のネバネバ、尿の色が濃い などが気になる方はいらっしゃいませんか?

その症状、もしかしたら 「かくれ脱水」かもしれません。


 「脱水」と聞くと夏場に汗を大量にかくことで起こると思われがちですが、脱水は1年を通して起こる可能性があります。特に、秋から冬にかけては汗を意識しないために水分を失っている自覚が少なく、夏に比べると水分の摂取量が減り、水分不足を引き起こす可能性があります。

外気の乾燥やエアコンによる室内の乾燥など、特に自覚がないまま 皮膚や粘膜、あるいは呼気から、水分が失われる「不感蒸泄」フカンジョウセツ も増えていきます。

 

手先などの皮膚がカサカサしている

喉が渇く、口の中が粘る、食べ物が飲み込みにくい

脱水の初期から表れる症状でだるさがある

めまいや立ちくらみがする

便秘がひどくなる


このような症状がある場合、「かくれ脱水」 の可能性があるので要注意です。


その理由は以下の様なものがあると言われています。

・ 長い自粛期間で水を溜める臓器である「筋肉」が衰えている

・ ウイルスから守ってくれる「粘膜」の働きが正常でなくなる

・ 脱水による便秘で腸内環境が悪化する為、免疫バランスが崩れることも


かくれ脱水を防ぐ基本は、こまめな水分補給です。必要な量には個人差がありますが、1日1.5リットル程度を目安に2~3時間おきに水分を摂ると良いそうです。

特に高齢者の場合は、気温や体調の変化、喉の渇きなどを感じにくいそうなので、慢性的に水分が不足しがちです。意識的に水分を摂取しましょう。

就寝中も汗をかき、体液が減っているので、朝起きたときにコップ1杯以上の水を飲むというのも良いそうです。お水の代わりにドリンクを1本飲むと良いかもしれませんね。


また、部屋の湿度を高めて乾燥対策をすることも必要です。

加湿器を使う、定期的に窓を開け換気をする、洗濯ものを室内に干す、なども良いとされています。

室内の湿度を50~60%前後にキープすることは他の病気の予防にもつながるそうです。

 

冬は始まったばかりです。 体の内から外から乾燥対策を行い「かくれ脱水」を予防し、この冬を健康に過ごしましょう!

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